野口さん曰く、

“「魅力的」なようで、なにか「滑稽」であったり、ちょっと「哀しみ」のような物を感じる事もある。入り交じった複雑な感情がぼくは好きなんです。 ”


練馬区立美術館で行われている『野口哲哉展 ー野口哲哉の武者分類図鑑』

作家の作品の合間に挟まる、明治時代以前の他の絵師によって描かれた大和絵や、過去の合戦に使われたであろう甲冑。


野口さんの作品と、とても馴染むので、現在と過去。空想と実在をいったりきたり。

幼い頃から純粋に「カッコいい」と思っていたものを、
鮮明と思い出させてもらえるような作品に置ける緻密さや、佇まいの良さ。

「自分が見てみたいモノがあれば、作ってしまえば良い。」

と語る野口さんの制作を楽しんでいる笑顔が印象的でした。

子供や大人。遊びと真剣をないまぜにした雰囲気が展示のそこかしこにちりばめられた会場の雰囲気は、美術の展覧というよりは、博覧会のような感じ。

とても不思議で楽しい空間を作り出しています。


そんな作品を作る野口さんにお時間をいただき、展示を拝見しながらお話を伺ってきました。

野口哲哉

1980年 香川県高松市生まれ
2007年 「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ展」(旧中工場アートプロジェクト)広島、 「現代アーティストによる LE MONDE DE COCO ーココの世界 」シャネルネクサスホール 東京 TCAF2007出品
2008年 アートフェア東京2008出品「The House展 -現代アートの住み心地」東京、「NETWORK JAPAN PROJECT」INTERALIA、ソウル、 個展 TCAF2009/ギャラリー玉英ブース 東京
2009年 日本美術体感ツアー「城と人形を訪ねて」テレビ出演(NHK BShi)、『医学と芸術展』森美術館、六本木
2010年 アートフェア東京2010出品(ギャラリー玉英ブース)、「BASARA展」スパイラルガーデン 青山、「YOUNG JAPANESE POSITIONS」Michael Schultz Gallery Seoul 韓国 ソウル、「甲冑の昔と今」ギャラリー真玄堂、東京
2011年 個展「ポジティブ・コンタクト 野口哲哉」松坂屋名古屋本店、 アートフェア東京2011出品(ギャラリー玉英ブース)個展 ギャラリー玉英 東京、
2012年 アートフェア東京2012出品(ギャラリー玉英ブース) グループ展「Fantasy and Absurd Reality of JAPANESE  Contemporary Art」Edwin’s Gallery (ジャカルタ、インドネシア)、グループ展「GALLERY GYOKUEI for Ginza International Week」

シミや使用感を表現する事は、「わびさび」の隔世遺伝のようなもの

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ーー わざわざ古く見える物を作成しようと思うのはなぜでしょうか。

野口 それは僕の頭の中で、昔こういう物があったはずだという考え方があって、それを「ぜひ、見たい。」と思うからでしょうね。
見たいなら自分で作ってみればいいという。

その姿が僕はピカピカのきれいな状態だと満足しなくてですね。いかにもどこかから掘り出されてきたような古い姿のものと対面したい。
それを、ぜひつくろう。となるわけですね。

ーー自分の記憶の中の蔵を掘り出しにいく感じですかね。

野口 そういう所があるかもしれませんね。
この「古い物を良し」とする考え方って日本人なら漠然と誰だって持っている感覚だと思うんですよ。
日本の寺って東南アジアとちがって塗装をすぐに上から塗り直したりする習慣がない。
日本人は古い物にたいしておおらかだと思うんですよ。
そこを「ワビサビ」として感じる事ができるんですね。

ーー確かに、プラモデル売り場には必ずリアルに再現する為の塗装やブラシがありますね。

野口 実は「秘伝のたれ」のようなものがありまして(笑)。それを、フィーリングでつくりますね。
例えば、模型を作る人って言うのは戦車をピカピカに作る人はいないと思うんですよね。

ーーシミや使用感がかなりリアルに施されていますが、こういう感じを出すのに工夫している事はありますか?

野口 そうなんです。だから僕たちみたいな世代はモノを古く見えるように作るってことに抵抗が内容な気がします。
ですから、いうなればこういう感覚が「ワビサビ」が隔世遺伝しているような形だと思うんですよ。

「サブ」と「メイン」の垣根を壊す。

ーーサブカルチャーとメインカルチャーについてどういう風にお考えでしょうか。
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野口 
僕は、密接だと思っています。
分けて考えるべき事ではない。

いわゆるメインの人たちはサブカルチャーの人のことを物珍しい感じでみて社会から乖離させていっているようにも見えますし、
サブカルチャーの人たちはちょっと卑屈になってメインの人たちを「リア充」なんて呼び方をしてみたりする。

そんな感じでお互いをぼかし合っているような感じでみているような気がするんですよね。

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ーーなるほど、つまり境界線があると。

野口 僕はそういう垣根をとっぱらって、もっと融け合っていっても良いと思います。
僕が子供の頃にはまだそういった概念なんかも無かった気がしますよね。

サッカーやっている子が、プラモデルやキン消し※2なんかにものめり込んでいくような。

ーーそうですね。

野口 ただどの時代でも、メインに対するサブという物は存在していたはずなんですけど、明確には分かれて並走するような形ではなかったような気がするんですよ。

言って見れば、僕の作品の本質はまさにそういうところで、作品に垣根をつくらないいうところなんですね。
古典絵画でも、プラモデルでも。
真面目な議論も、悪い冗談も。
全部まとめて同じポケットに入れて、正直な意見を言っていこうと思い立ったのが、今の作品のきっかけだったとおもいます。

野口さんにとってのアートとは

ーー最後に野口さんにとって「アート」とはいったいなんでしょう。

野口 んー…難しいですね(笑)
本当にちゃんとしたアートだったらだれでも楽しめる物だと思いますね。

 

ーーなるほど。野口さんの作品からは楽しさがものすごく伝わってきますね。

野口 そうですね。創りたい物を創った僕自身は、現代社会に育まれた世代です。
また僕は、この社会にたいして何の不満も感じていないんですね。

そういう僕が作品を創る事によって、今の社会を肯定する事に結果的にはなると思いますし、作品を通してその気持ちを皆さんと共有できるのではないかと考えているわけですね。

ーー共有するということはここではどういった気持ちでしょう。

野口 やっぱりそれは、みんなで一緒に楽しめるという所ですね。

ーー本当に今日観覧にきていた小学生達がとても楽しんでいて、最後に野口さんを取り囲んでいた。あれが「共有」できたという証ですよね。

野口 私もあれにはちょっと感動しましたね。いやぁ、本当に良かったです。ありがとうございました。

(c)野口哲哉

脚注
※2 キン消し 漫画『キン肉マン』に登場する超人の形を模した人形である。通称「キン消し」。80年代小学生の間で大ヒットした。

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それでは、ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。

<第二回 終>