「僕は正直、現代アートには疎いんだけど。」と言い切ってしまうそんな嘘のない男性。

今回取材させていただいた唐澤さんは鉄工所の社長であり、ジャズミュージシャンであり、そしてアーティストでもあります。

「マルチ」という一言で片付けてしまうのはカンタンですが、話を聞いているうちに、経験を積み重ねるということの結果がその形になったというのがじわじわと伝わってきます。

特に若いうちは見た目ばかりにとらわれて気づくことが出来ない「かっこいい大人」になるための物の見方や考え方。

常に自身に足りないものから逆算して習得するという唐澤さん自身が編み出した「したたかな三枚目スタンス」。

そういう人が描く作品だからこそ、どこか親しみやすくて人間臭い雰囲気が出るのだと思います。

鏡を見ているばかりでは磨く事が出来ない、真の「男の磨き方」を大公開。

紅の豚よろしく「かっこいいとはこういうことさ」という台詞が頭をよぎってしまったそんなインタビューでした。

唐澤龍彦

趣味・特技・一言: ピアノ、歌、絵 エドワード・ゴーリーに一言。サイン下さい。
○○な3曲かアルバム3枚:
無人島に持っていく1枚に選んだ事がある
「habanera」SimpleAcoustic Trio
「The Nightfly」 Donald Fagen
「Serenity」Bobo Stenson

なにも決めないで筆を置いて、ペンを動かしている内に出てくる

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ーー唐沢さんの作品は、見る人にとって身近においておきたい親しみやすさがあるんですが、なにか意識をしていますか。

唐澤 もともと「instagram※」に自分のドローイングを一日一枚ウェブ上にアップしていたんです。
ある日その絵をノートにまとめて描いてみた物をinstagramにあげたら、「そのノートが欲しい」というコメントがあがってきて。
そのときに初めて画集をつくっても良いのかなぁ。と思えてきたんですよね。

で、今回の作品集「The Note」を作るきっかけになったんですよね。
ただ、イラスト入りのノートっていうのは今までいろいろ出ているとは思うんですよ。

作品集「The Note」は、ノートの機能として一番邪魔になりそうな部分にイラストが置いてあったりとか、そういうのはまだ見た事ないなとおもってこういう形にしたんですよね。
ただちゃんとノートとして使えるように、紙はインクが乾きやすい上質紙を使ったりもしてるんですよ。

だから、人によっては画集としてとっておくことも出来るし、ノートとしても使えるみたいな形になったんですよね。

ーーでてくるキャラクターに、なにか設定があったりするんですか。

唐澤 いやぁ、実はあまりないんですよね。場合によってはなにも決めないで筆を置いて、ペンを動かしている内に出てくるという事もありますし。

ーーでは、意識してという訳ではなく。

唐澤 何となくそういう形になっていったって事はありますね。

でも、ちゃんと決めてやっている事もありますよ。カヌレが食べたいと思っているときはそういう物を描いてたり。でもストーリーを決めてやるって言う事はないです。

※唐澤さんのinstagramのURL
http://websta.me/n/tatkar0420

若い時に気づかなかった自分にないかっこよさを足していった。

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ーー演奏活動もされているそうですが、音楽をするようになったきっかけはなんですか。

唐澤 音楽は大好きで、小さい頃からずっと続けてきたって言うのはありますよね。
子供の頃、ピアノを引いて、学生のときにロックバンドもやってましたし。
それで34、5歳くらいの時にジャズをライブハウスで見て影響を受けて、そのままピアノが楽しくなってやっている感じですね。

ーーJAZZのスタンダードは英語で歌ってますね。

唐澤 実は、英語を使う事は苦手なんですよね。
小学校の時にBeatlesを知ってからはほとんど洋楽しか聴いてこなかったから英語は歌うための言語という感じです。
会話と違って音楽として考えた場合「発音」が一番大事だとおもっているので、それだけは何回も練習しましたよね。
自分の声とか録音したりして。

ーーアーティストであり、ジャズミュージシャンであり、仕事では社長である。そういうのは一般的に言う「かっこいい大人」であると思うんですが。

唐澤 いや、それは「そこ」しか見せてないからね。
普段はやっぱりだらしないですし。
まぁ、カンタンに言ってしまえば、「ピアノをひくだけ」で人によってはかっこ良く見えちゃいますからね。

ーーこだわりはたくさんある様に見受けられるんですが。

唐澤 こだわりはあると思いますね。ただ、僕は、自分がもともと二枚目に生まれていないから、マイナスから自分を評価していたという所はありますよ。身の程をしっていたというか。

だから自分にない「かっこいい」と思ってもらえる為に必要なことを僕は分かっているのかもしれない。それを自分に足していっているだけですよ。まぁ、したたかですね(笑)

アートって言うのは、「足跡」

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ーー今後、ウェブとアートの関わりはどのようになるとおもいますか

唐澤 僕はアートっていうのはあまり生活に密着しなくてもいいとおもっているんですよね。
あくまでアートが生活に寄り添うのではなくて、生活をアートのところまで持ち上げたいっていうのが本音だと思うんですよ。

まぁ、そういう意味では美術館がちょっと敷居が高いと感じられてもしょうがないと思うんですよね。
あまりに庶民的になっちゃうとそれは違うというか。

ある意味、その敷居を感じさせる事がウェブ上でも大事なのかなとおもう。

さらにその敷居をまたいでもらうための啓蒙活動みたいな事がウェブ上でできればいいなあとは思います。

ーー唐澤さんにとってアートとはなんですか。

唐澤 アートって言うのは、「足跡」だとおもいますね。

時々立ち止まる事もあるんですけど、動きながらのこす。なにか残したいから残す。
そういうものだとおもいますよ。

あくまでも僕個人にとって、という意味ですが。。。

※ instagram
http://instagram.com/

協力:伊東屋珈琲2号店Itoyacoffee factory(ギャラリースペース)

<第二回 終>

 

唐澤龍彦映像作品も是非ごらんください。

<唐澤龍彦映像作品>


sd from Tatsuhiko Karasawa on Vimeo.

 

ARTYOURSスタッフも愛用。サイン入り作品集「The Note」を4名様にプレゼント!



今回取材させていただいた唐澤さんより、サイン入りの作品集、「The Note」を4冊頂きました。

「ノートの機能として一番邪魔になりそうな部分にイラストが置いてあったりとか、そういうのはまだ見た事ないなとおもってこういう形にした。」と、ユーモア溢れるノートとしてもお使い頂ける作品集。

ちゃんとノートとして使えるように、紙はインクが乾きやすい上質紙を使用するところに「大人の気遣い」が垣間みられます。

今回のキーワードは「かっこよさ」です。

たくさんのご応募、お待ちしております。

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