最近、ニュースでは「イスラム国」が様々な国へ侵略しているという事が日々取りざたされています。

国境をまたいで存在する「イスラム過激派の集団」という位置づけをされ、
アメリカを始め、いろいろな国が彼らに対して武力行使を行おうとしています。
中には彼らを「テロ集団」と認定している様な国もあります。

この報道だけみると、「悪」はイスラム国、「善」はそれ以外の武力行使を行う国、と捉えてしまうでしょう。

中には、イスラム国へ志願兵行って、自分の命を使って「人を殺したかった」なんていう輩も出てくる訳です。

ただ、やはりコレはあまりに偏った考え方ではないかと感じます。
ニュースを真に受けすぎて意識を刷り込まれている。

僕はこの前、東京の代々木にある「東京ジャーミィ」というイスラム教のモスク(寺院)へ見学に行きました。

そのときに、なぜイスラム国が出来たのかを聞くきっかけがあったのですが、それはイスラム教の考え方の中に「家族を大事にせよ。」という考え方があるからだそうです。

イスラムの人たちはモスクの中では「挨拶」をたくさん交わします。ものすごく気さくです。

人種や国さらに宗教、そういった物は全く関係なく、神の前では平等であり、家族であり仲良くするのは当然なのです。

イスラム国が多くの国にまたがって国民を増やし続けているのもその影響です。
イスラム文化圏の人は、「国」という単位は関係なく、困った家族や仲間がいれば助けたいと思う。そういった文化を持っているから領土を超えて助けに行くという行為が当たり前なのです。

そもそも今回のこの「イスラム国への攻撃」に至った理由の真相をちゃんと掴めている人というのは本当にいるのでしょうか。

さらにいえば、「テロリスト」という言葉の使われ方は常に「強者」側から「弱者」にあてがわれるのであり、今回もやはり「アメリカ」から「アメリカの邪魔になる文化圏の人」に対して使われています。

「戦争」は良くない。という考え方自体は間違っていないと思いますが、その戦争がおこっている背景にどんな人間がいるのか。

強い者の理論が、弱い者の思想を隠蔽しているのではないか。

「国」単位で考えるのではなく、「隣人」の単位でキチンと考える事。

ウェブやテレビを始め、メディアの氾濫しているこの時代には、そういう深堀りが必要なのではないかと思います。




oasis_sk

『ARTYOURS』のウェブ担当。
現在は、制作会社のデザイン課長。


大学ではスケボーをしながら表千家茶の湯同好会に所属。さらに学芸員の資格を取得するというやりたい事はとりあえずやってみる主義。

お店で日本酒を注がれている瞬間が最近一番の幸せ。