インタビューをしていて、よく聞く言葉の一つに

「これは載せないでほしいんですが…。」

という一言。

この後の話が本当に面白いんです。

だいたい「えーっ!?」となるようなエピソードが出てきて、確かに掲載したらもろもろ影響が出そうな内容が語られます。

実際に多くの人間が知らない「秘密」を知ってしまったという怪しい充実感。
これがたまらない。

人間には「表裏」があるとは本当にうまくいったもので、印刷物や、ウェブの記事などはだいたい「表」側のエピソードが語られることが多いです。

ただ、実際のインタビューの中で実は一番盛り上がるのが「裏」の方。

話している方も、聞いている方もなぜかちょっと悪い顔で笑いながらやりとりします。

それはまさしく「悪代官と悪徳商人」のやりとりのよう。

「おぬしも悪よのう」「いえいえ、◯◯様ほどでは…。」の世界なのです。

もちろん、これは完全に役得だなぁ。と感じるのですが、それにちゃんと気づいたのは、先日の中ザワヒデキさんのインタビューの時。

中ザワさんが講師を務める「中ザワヒデキから学ぶ 日本現代美術史のABC ~戦後1945年から現在2014年まで日本の現代美術のムーヴメントを追う」の見どころを伺った時におっしゃっていたことで、

「ポイントのひとつは<活字>にしてはいけないことを講座の方では話すことができるいうところですね。
実際、「裏話」的なものの方が面白いことってあるじゃないですか。
そういったものを聞きにきていただけるといいのかなと思います。」

生放送やライブが面白い理由ってこういうところにあるんですね。

興味のある人には、会える時に会いに行くのをだんぜんお勧めします。

oasis_sk

『ARTYOURS』のウェブ担当。
現在は、制作会社のデザイン課長。


大学ではスケボーをしながら表千家茶の湯同好会に所属。さらに学芸員の資格を取得するというやりたい事はとりあえずやってみる主義。

お店で日本酒を注がれている瞬間が最近一番の幸せ。