最近、会社に行く前に、NHKの朝ドラ「マッサン」を欠かさず見ています。

ご存知の方も多いと思いますが、初めて日本でウィスキーを作ったニッカウイスキーの竹鶴氏の生涯をテーマに、
「メイドインジャパン」という言葉に込められた技術、挫折、執念、そして品質の高さを啓蒙するような内容になっています。

竹鶴氏はスコットランドで学んだウイスキー造りの方法と味覚を、ひたすらに日本で磨き続け、自分へはもちろん、他人への妥協すら許さない。もし妥協したら自己嫌悪で体調を崩してしまうほどの仕事への執着心。

そのくらいの大きな「責任感」を負う仕事への姿勢そのものが「職人」であり、竹鶴氏自身がまさしく「メイドインジャパン」そのものという感じもします。

これとは対照的に、最近連日ニュースの画面で非難を浴びているのが「マクドナルドの異物混入」。

このニュースがこんなに取り上げられているのは、まさしく「非メイドインジャパン」的なことがつづいているからだと思います。

最終的に人の口に入るものに対して、海外の工場では腐りかけの肉が使われていたり、ビニールが入っていたり...最終的には「歯(!?)」が入っていたり…。

こういう「責任感」の感じられない仕事が日本人は許せないんでしょうね。

そんな日本人ですが、いま果たしてこの「メイドインジャパン」がきちんとできているかというと疑問が出てきます。

特に若年層のネットを使った責任感の無い犯罪が毎日のように流れています。

「バイトが冷蔵庫に入って写真をtwitterで流出させた」
「万引きの様子を動画投稿サイトに載せ続けた」
「店員に土下座させた様子を載せてみた」

全く最近の若いもんは…。という声が嘆息が聞こえてきそうなものですが、こういう「若いもん」はいったい誰に作られているか。ということをちゃんと把握したほうがいいと思うのです。

「メイドインジャパン」の「子供」たちが果たしてこれからもそのブランドを守り続けることができるのか。

それは私たち大人がきちんと「責任」を持って見せていくものなのかもしれません。

oasis_sk

『ARTYOURS』のウェブ担当。
現在は、制作会社のデザイン課長。


大学ではスケボーをしながら表千家茶の湯同好会に所属。さらに学芸員の資格を取得するというやりたい事はとりあえずやってみる主義。

お店で日本酒を注がれている瞬間が最近一番の幸せ。