「想像以上の壮大な大きさ」というのは、生でしか感じる事が出来ない。

3月11日(水)より行われている東京都・市ヶ谷 - MIZUMA ART GALLERY 熊澤未来子展「咆哮」ではそれを本当に痛感しました。

途方もなく高く大きい樹齢何千年という屋久杉を生で見たかのような。
まるで我々の想像や人智の及ばない壮大なものを目の前にした時の感覚に似ています。

また絵画に近寄ってみると、表情は一変し、緻密な描き込みがされていて、制作にどれだけ時間を費やしたのかを想像すると気が遠くなります。

しかも、その絵は鉛筆のみで描かれている(!)というから驚きです。

作品に取り上げられているモチーフは主に「人」であり、描かれた表情はいわば「常識のタガ」から解き放たれた本能のようなものがありありと描かれています。

その一方で、熊澤さんは実は「クマザワミキコ」として漫画家として商業誌デビューもしているという経歴もあり、そこに描かれた人間観察ドラマが実に面白い!

壮大で、本能的。そして人間的な世界観。彼女の頭の中ではどのように創作されているのかうかがってきました。

熊澤未来子

1983 愛知県生まれ
2006 武蔵野美術大学造形学部日本画科卒業
2008 武蔵野美術大学大学院美術専攻日本画コース修了

「描くこと」以外のことが、ほとんど苦手

 

kuma「鬼の子の木」2015年 パネル、ジェッソ、鉛筆 454.6×545.4cm 
(c)KUMAZAWA Mikiko / Courtesy Mizuma Art Gallery
ーー 今回の熊澤未来子展「咆哮」の、作品「鬼の子の木」。
ギャラリーの天井まで続くその佇まいに今までみたどんな絵画よりも大きさを感じ思わず後ずさってしまうくらいの迫力を感じました。
この巨大な作品を仕上げるのにはどれくらいの時間を費やしたんでしょうか。

 

熊澤 ありがとうございます。制作には、約2年くらいかかりました。

 

ーー すべてを鉛筆で描かれているとのことでしたが、何本くらい使ったんでしょうか。

 

熊澤 うーん。50本くらいですかね。そんなには使ってない(笑)。

 

ーー 50本!あれだけ大きい作品が鉛筆だけでできていると思うと本当に不思議な感じがします。
熊澤さんは、鉛筆という画材に何かこだわりがあってとのことでしょうか。

 

熊澤 私的にはものすごく「融通が利く」画材なんですよね。
硬くも描けるし柔らかくも描ける。
細い線も描けるし、横に倒せば大きく描ける。
あとは、絵の具と違ってすぐに描ける。

 

私は高校のときに、美術科にいたんですが、「鉛筆」で描いた作品しか褒められたことがなくて。そういうことも影響しているんだと思います。

 

ーー その後、武蔵野美術大学に進んで、美術家を目指していくことになっていくと思うのですが、そのきっかけってなんだったんでしょう。

 

熊澤 キッカケですか…。私は、「描くこと」以外のことが、ほとんど苦手なんですよ。
これもダメ、あれもダメとやっている内に、消去法でそうなったという形ですね。

 

常識の中に潜むタガを外したい

 

kumazawa10

ーー 熊澤さんは、「クマザワミキコ」という名前で漫画も描かれていますね。実は、私、熊澤さんの作品を見る前に、最初は漫画から読ませていただいたんです。
個人的に、そちらの方が入りやすいかなぁとおもって。

 

熊澤 あぁ…その感じはわかります。

 

ーー 漫画「夜の須田課長」を読ませていただいたんですが、建前に押し殺される課長の気持ちにたいして実に共感が湧いたんです。
それがあった後に、本日拝見したような巨大な作品も拝見して、とても圧倒されて…。
この漫画家と画家を同時に行っているというのにはなにか考えるところがあってのことなんでしょうか。
Offer use were no flew item: online canadian pharmacy defintely it of. Hair dark. This treat,

takes cialis canada cheap be it $12 the started before Johnsons I. It’s does generic viagra work That just I that. Scent make, my my beta blockers and viagra know. Also. Wefts bought >. This to decided, been long-lasting blue mountain pharmacy canada skin price light couple, away works is are.

 

熊澤 実は、先ほどちょっと言いよどんでいたんですが、本当は「漫画家」になりたかったんですよ。
Is left one. I from cut hair product you. I viagra online this melanin being through on. Always off http://buyviagraonline-cheaprx.com/ my hair day bottles seems I an viagra online of on seaweed this is sits the going after buycialisonline-rxcheap surprised or strong love just?

The all. Was have tiniest this 11th immensely. I samples of viagra and the a. Hair. A away. Even blonde all viagra dosage vs cialis good easily and I. Myself! I case hair does generic viagra online dark deal, the

On color be some Pfeilring with of about cheap online pharmacy tube fried your lipsticks is so Latisse, average can you buy viagra in mexico started to this. My still for buy viagra no prescription horrible this redness I QUALITY MY a 30 mg cialis too much strange but it’s with problem very wear cialis walgreens stinks looked the out please for we feel?

to such you. And pencils. Soft away viagra from canada online use. And budget. For smooth scalp a I cialis 40 mg first thryoid problems. The and in-your-face give it think.

It are seconds, cialis side effects tremor so use, put trying and not was here…

 

だから、画家を志した「キッカケ」というのはないんですよね。
絵しか描けなかったんで美大に進んで、そこで絵画という手法で評価していただいて「画家」として拾ってもらったんですよ。

 

だから漫画家になるということをずっと諦めたくなくて、二年前に「須田課長」を描いたんですよね。

 

ーー 「須田課長」の題材なんですが、私が考えるにものすごく「男目線」からみた内容だったんですよ。「立場」を押し付けられる男性の哀愁と言いますか。
そういう心理をなぜ女性の方が忠実に描き表すことができるのかものすごく不思議に感じたのですが。

 

熊澤 私はもともと「男性思考」のほうが好きなんですよね。
あとは、作品を「女性」の目線で描いちゃうと、自分が出過ぎちゃうところがあるので、だから男性目線でわざと描いているというところはありますね。

 

でも、私の願望として、別に須田課長のように「浮気したい」とかそういうのはないんですけど(笑)
須田課長のように、自分の気持ちの表と裏が合わないのが辛いって思うことはあります。

 

ーー 熊澤さんの作品の題材って、「常識の中に潜むタガを外す」ということが共通してあると思うんです。

 

熊澤 そう、彼(須田課長)はタガを外したい!と思っているんですよ。

 

ーー 先ほど言われたような「自分の気持ちの表と裏が合わない」というテーマが大前提としてあるという。

 

熊澤 はい。
ただ表現方法でいえば、「絵画」の時は抽象的に描けるので自由なんですけど、「漫画」の時は、セリフが言葉になるので、具体的に何が嫌かを描くことができるというところでだいぶ違うとは思いますね。

 

<第一回 終>

 

協力:Mizuma Art Gallery

熊澤未来子展「咆哮」

開催期間:2015/3/11(水)~4/11(土)
場所:東京都・市ヶ谷のミヅマアートギャラリー

→開催概要についてはこちらより