“圧倒的に大きい感情のかたまり。”


会場を訪れてまず感じる迫力。
天井の高い会場に悠然と展示される作品たちは、その一つ一つが共振し合い、全体が強い存在感を放っています。


2013年12月21日より府中市美術館で、「O JUN―描く児」展が始まりました。
作家O JUNさんは東京芸術大学で油画技術を学び、スペイン、ドイツに遊学。
その後、鉛筆、クレヨン、水彩、油彩(ゆさい)などのあらゆる画材、さらに身体を使ったパフォーマンスも含め、表現の幅を広げています。
本展では、その作家がたどってきた30年に渡る歩みが総覧できます。

この展覧会のタイトルである「描く児」とは、O JUNさんのモチーフに多く登場する「児」を「描く」という意味と、それを描く作家自身が「児」のように夢中になって絵を描いている、という意味を込めてつけられました。

「衝動の描き写し。」
「その時々の社会と自分との関わりから生まれた気持ちを切り取る。」
「作品は最初の思惑とはいつも違う所にいってしまう。 」

インタビュー中で伺った言葉は、絵描きのそれではなく、まるで写真家が「写真の撮り方」を説明する様にも聞こえます。

私たちは、O JUNさんの絵の中に見る様々なモチーフの意味やイメージに、現代を重ねてみたりしますが、当の本人はどのようにこの時代や私たちの社会を見ているのでしょうか。

そんなO JUNさんに伺ってきた、さまざまな「つきあい方」を全三回に分けてお届けします。

O JUN(おうじゅん)

1956年生まれ
東京芸術大学で油画技術を学び、スペイン、ドイツに遊学、1980年代末に合金のペンを用いたパフォーマンスを発表します。1990年代後半からは、鉛筆、クレヨン、水彩、油彩(ゆさい)など、あらゆる画材を動員して、具象的イメージを描きためてきました。そこには、画家が住み慣れた東京郊外をはじめとする現代日本の情景が、特異な視点で捉えられています。

視覚は混乱しない。意味が混乱しているだけ。

ーー O JUNさんの作品は、どのようなテーマで制作されていますでしょうか。

O JUN うーん。

僕の絵は「わかりにくい」とか、「つじつまがよくわからない」という事をよくいわれるんですが、アートをもてあそんでいる訳では決して無くて。
身の回りで見たり聞いたりしたことをイメージにするんですが、それをポンと余白を残して描く。唐突とも取れるのかもしれません。
で、そうやって描いているのが、「人物」だったり「飛行機」だったりと、具体的なモチーフを描いていますから、見る人によっては見覚えのある物に対して何か意味があるのでは無いか…と考える。

ーーなるほど。

O JUN もちろん、人それぞれ「モチーフ」に対して思い抱く「意味」はあると思うのですが、

「意味」が発生する前の「モチーフ」その物を描き切りたいという欲求が強くありまして。
そういう物が連続して10枚から20枚あるいは100枚を一堂に見た時に、それを読み取ろうとする人の中に「意味」の混乱が起きる。

ーー「モチーフ」を「意味」付けをすることで頭が一杯になる。

O JUN そのいろいろな物がグジャグジャになった混乱の後、純粋に「モチーフ」として見られるようになったとき、「意味」の後に見えてくる景色に触れてもらいたいと思っているんですよ。

ーー 「意味」から解き放たれた目でみて欲しい。ということですかね。

O JUN そうですね。

周囲の出来事と自分との関わりを描き切る

ojun_sub02

O JUN 僕は、その時々に思いついた物や、気になった物だけを拾って描いているというところがあります。例えば、今回の展示の最後の作品なんかは、新潟で女の子が誘拐されて十年近く監禁されていたというルポルタージュを読んで強い衝撃を受けたところがきっかけなんですね。

その衝撃をストーリーとして描くのではなくて、強烈な印象を受けた時に見たその光景や、そこから波状した事柄を描いてみようと。

ーー 心の中にある衝動を描く。

O JUN そう。

2011年に東北を襲った震災も、自分にとって大きなストレスになりました。
それを考えると精神的に参ってしまうこともあるんですよ。

ただ、そこから強く立ち上がってくるイメージを絵に出来るかどうか。
そこに賭けてみようと思いましたね。
絵の大きさや画材に関しても、その気持ちに一番合うものを選んで描いている。
今の気持ちを、正直に偽り無く描くにはどうすれば良いか、という事を考えながら描いていますね。

ーー と、言う事は、テーマとしては「社会を通しての絵」という位置づけであるという事でしょうかね。

O JUN そうですね、僕は観念的に「神」であるとか「死」とかを表現するよりも、日常の中で見たり、気になったりした事物を手がかりやきっかけにして、作品を描いています。

ーー 日常の中にある事。

 

O JUN それら気になった物や事というのは、仮に社会的な出来事であっても個人的な出来事であっても、事の重要さにおいては等しい物になる。そうならないと、作品によって絵の作り方にムラが出てきてしまいますから。

ーー 作品にかかる熱量と質量は事柄にかかわらず同じだと。

O

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JUN はい。
その出来事が僕の背中を「どやしつけ」て、絵を描く「衝動」になるわけですね。

だから逆に、わかりづらいというところがあるのかもしれません。
例えば、作品に濃淡をつけたほうが、物語性があるのでわかりやすいのかもしれません。
ただ、僕はそこには興味が無くて。
絵って言うのは、視覚芸術ですから。色として、形としてそれが関係してどのような画面をつくっているか。
それが一番大きな関心事であるんですよね。
その為には、その時々の気になった物や、関わりがあった物に対しての「正体」を絵によって「証明」していく。
そういう描き方なんだろうと思います。

ojun_sub01

O JUNさんの展覧会のチケットとサイン本と当たります。

なんと、今回インタビューをさせて頂いたO JUNさんにサインを入れて頂いた本と観覧チケットを頂きました。

応募方法は、以下を読んでくださいね。

O JUN「描く児」展チケット5組10名様にプレゼント!

今回の記事で紹介させて頂いた府中市美術館で開催中のO JUN「描く児」展への招待チケットを5組10名様にプレゼントさせて頂きます。

応募は下記の応募フォームよりお願いいたします。

→【チケットプレゼント!!5組10名様】O JUN〜描く児展のチケットをプレゼントいたします。

O JUNさん直筆イラスト付きサイン本を二名にプレゼント!!

連載の第一回〜第三回の最後にキーワードを発表いたします。
このキーワードが応募の鍵になりますので、メモしておいてくださいね。

第一回目のキーワードは「O」です。

それでは、読んで頂きありがとうございました。また来週の土曜日におあいしましょう。

<第一回 終>

第二回 記事はこちら>http://artyours.jp/news/665/